常山 2020BY -PlusAge-Jyozan Plus Age
この酒の特徴は甘やかでバランスが良いこと。上品さや優雅さを纏っていて、今飲んでも多分に楽しめる仕上がりとなっている。
しかし、アルコール度が15度ということもあり、常温での熟成は少しずつ苦みと酸味が強調されるバランスになると思われるため、この先の熟成では低温熟成でメイラード反応由来の苦味を極力抑え、舌触りのまろやかさを更に増幅できると5~10年、またそれ以上先を期待出来る酒質になっている可能性がある。
しかし、アルコール度が15度ということもあり、常温での熟成は少しずつ苦みと酸味が強調されるバランスになると思われるため、この先の熟成では低温熟成でメイラード反応由来の苦味を極力抑え、舌触りのまろやかさを更に増幅できると5~10年、またそれ以上先を期待出来る酒質になっている可能性がある。
ミズナラのやさしく香ばしい香りと
まろやかな舌触りが心地よく広がるTasete
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香り
全体の印象は甘やかで丸みのある香りが主体。温度の上昇と共にミズナラ由来の香気がゆっくりと開き始め、熟成した酒本来の香気と融合し始める。その中には、ドライアプリコット、レーズン、干しリンゴ、干し柿の様なドライフルーツ香や、香ばしいドライナッツの香気に加え、甘やかなべっこう飴とヴァニラやココナッツクリームの香気、更にはクローヴの様なスパイス香や、少し焦げたようなスモーク香やビターチョコを思わせる香気が感じられ、とても複雑でエキゾチックな熟成酒の姿を奏でている。 -
味わい
最初口に含むと、ベルベットの様な滑らかな舌触りから、やさしい甘味と旨味によるふくらみと奥行を感じ、中盤では口中の酒の温度が上がり始め、徐々に繊細で程良い酸味と深みのある苦味が融合し後口へと続き、この味わいがしっかりとした奥行きとバランスを与え、まるで高級レストランで頂く極上の料理の様な上品で心地よい余韻に誘われる印象。
※公式オンラインショップ(別サイト)に移動します -
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酒蔵紹介 常山酒造合資会社
常山 Tokoyamashuzou
Jyozan -
創業江戸文化元年(1804年)。本来の手法を大切にしながらも新しい発想を取り入れ、気候風土に溶け込みながら一手間を惜しまず柔らかさと力強さを併せ持った奇跡の一滴を醸す。真に旨い酒のみ追及し独自のこだわりから常に進化を目指す酒蔵。