播州一献 -PlusAge-Banshuikkon Plus Age
インパクトのある甘旨味のボリュームと、奥行が感じられるところ。アルコール16度で11カ月のミズナラ熟成ということもあり、全体的にふくらみと奥行のある要素が詰め込まれている。今でも十分に楽しめる酒質だが、5~10年またはそれ以上熟成させて違いを存分に楽しみたい。
テイスティングコメンテーター:菅田ゆう
テイスティングコメンテーター:菅田ゆう
クリーミーとスモーキーな香りと
樽熟成の長い余韻を感じるTasete
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香り
乳製品的な香気とミズナラの香ばしさがミックスされていて、インパクトのある香気をもたらしている。日本酒の酸と乳製品的クリーミーな香気に加え、アルコール由来の清涼感とオイリーさがプラスされ、更にミズナラ由来のスパイスやスモーキーな香気が複雑さを与えながら広がりを見せていく。 -
口当たり
口に含むと、甘味と旨味がしっかりと広がりつつ、そこにアルコール感が加わり酒質にボリューム感を与えている。中盤からは、滑らかな舌触りはとても心地よくソフトな印象。後口では徐々に広がる酸味と苦味のバランスが良く、奥行と複雑さが加わりフィニッシュに至る。余韻は長めで、樽熟成の特徴が遺憾なく発揮されている。
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酒蔵紹介 山陽盃酒造株式会社
播州一献 Sanyohaishuzou
Banshuikkon -
天保8年(1837年)創業。蔵が所在する兵庫県播州地域は、日本を代表する酒米「山田錦」を産する日本屈指の酒米産出穀倉地帯。いわば、播州はワインでいえばロマネコンティの畑。兵庫県原産の酒米を基軸とし、播州の気候、風土を表現する酒造りを目指している。